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歯磨きの必要性

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日々のトリミングでたくさんのワンちゃんたちと接していて感じることがあります。それは、高齢犬になっても歯がしっかりしてる子は元気だということ。目もきれいで、皮膚被毛につやがあり、動きも若々しいのです。逆に歯石でガチガチになってたり、歯が抜けてしまってる子はなんとなく元気が無いように感じます。やはり、健康は食から。歯の状態が良いと、食生活が安定するので健康につながり、元気で長生きできるのでしょうね。

問題は、気がつかないうちに歯垢が徐々にたまっていくこと。これが歯周病や歯石につながります。口が異様に臭い子は歯石を疑ってください。歯石もひどいものになると獣医さんで全身麻酔した上での除去が必要になります。早期ケアを心がけましょう。特に、ドライフードを食べている子よりも、半生タイプや缶詰など柔らかいフードを食べている子の方が注意が必要です。もちろん、ドライフードだから安心だと言うわけでもありませんが…

そこで,若いうちから歯のお手入れをおすすめします。ずばり歯磨き。きっと最初はいやがると思いますので、まずは遊び感覚で歯や歯茎を指でさわったりマッサージすることから始めると良いと思います。下に歯磨き慣れの方法を書きましたので、ぜひ参考にしてトライしてみてください。

また、歯磨き効果のあるオモチャやおやつなどを与えるという方法もあります。
本来オモチャやおやつなどは嗜好品として、または犬のストレス解消として与えるものですが現在では、硬いものを噛んで遊ばせることによって、歯磨き効果を得られることを狙った製品も多数あります。もちろん、実際の歯磨きほどの効果は期待できませんが、せっかく与えるのなら、そういったものを選ぶのも手だと思います。

ワンちゃんには健康で長生きしてもらいたいもの。
ぜひぜひ、歯の健康、心がけてください!

2007年6 月27日 (水) カテゴリー: お手入れ | 個別ページ | トラックバック (0)

歯磨きに挑戦!

1、口の周りを触られることに慣れさせましょう

 いきなり歯ブラシを当てて歯を磨こうとしても、ほとんどの犬は嫌がると思います。そこで無理矢理やろうとすると、歯磨き嫌いな子になってしまい、あとがたいへんです。
まずは遊びながら、首の周りを撫でたりしながら、徐々に口の近くを触れるようにしていくと良いと思います。

2、歯を見てみましょう

 口を触れるようになったら、今度は歯を見てみます。いきなりガバッと口をこじ開けないでくださいね。上唇をちょろっとめくるだけで良いです。犬歯(一番大きな歯です)などの外側が見えると思います。おとなしく見せてくれたら、肩のあたりなど撫でながら静かにほめてあげてくださいね。

3、歯を触ってみましょう

 これができればしめたものです!指で直接犬歯の外側に触れてみましょう。歯の表面を優しく撫でるように。この時もおとなしくしてたらほめてあげましょう。
 
4、さぁ、歯磨きです!

 いきなり歯ブラシなどを使わず(きっと嫌がります…)、まずは指にガーゼなどを巻いて、ササッとこすります。狙いは歯の付け根近くです。歯茎はこすらないでください。これができれば徐々に内側や下の歯、口を開いて奥の歯へと進んでみましょう。また、慣れてくるにつれ、徐々に力も入れるようにしますが、ゴシゴシこする必要はありません。ササッからキュッキュッくらいで良いと思います。これだけでも歯垢除去には効果があるようです。

5、上級歯磨き

 ここまできたら、本格的な歯磨きへとステップアップしていきましょう。指にはめるタイプの歯ブラシや専用の歯ブラシで磨きます。犬が好きな匂いがするペースト状の歯磨き粉などを使っても良いです。ただし、人間用の歯磨き粉は厳禁です!また、歯ブラシを使う場合も歯茎はこすらないでください。歯茎のマッサージをしたい場合は指で優しくです。

6、心がけ

 途中で嫌がったり暴れたりしたら、無理をせずに止めて、一つ前の段階に戻ってやり直してください。かならず、楽しい雰囲気で、ほめてあげながらやってください。
また、歯周病や歯槽膿漏などが進行してる場合、歯磨きには痛みを伴います。そのときは中止して獣医さんに相談してください。
 
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2007年6 月27日 (水) カテゴリー: お手入れ | 個別ページ | トラックバック (0)

ペットの健康とフードの関係

現在、日本のペットの間で食餌生活を原因とする病気がとても増えてるそうです。飼い主の方が、「食餌を正しく与える」ということに意外と気づかれてないということが大きな原因の一つにあげられます。 
人も食べたいときに食べたいものばかり食べているような生活をしてると、やがて肥満、糖尿、高血圧といった成人病(生活習慣病)を引き起こします。現代ではペット達にもこのような生活習慣病が増えています。これら生活習慣病は慢性的な症状ですから、一度発症するとなかなか回復しません。ですから日常的な予防が大切になってきます。そのためには日頃の食餌生活に気をつけ、フードの質や量について注意することが大事です。
以下に間違った食餌の与え方をあげてみました。このような与え方をしていませんか?

1,人間と同じもの、または人間の食べ残しを与えている
人間の食べてるもののほとんどはペットにとっては、塩分、糖分、脂質等が強すぎます。これらのものを摂取しすぎると人間も成人病を発症しやすいように、ペットにも同じような症状を引き起こします。

2,肉だけを与えている
「犬=肉食動物」という発想でしょうが、野性時代のイヌ達は捕獲した動物の筋肉だけではなく、臓器や腸、その内容物などまで食べることによって、ビタミン、ミネラル、食物繊維etc、必要な栄養素をバランスよく摂取していたのです。ですから、肉だけを与えるのは栄養バランスが大きく崩れることになります。

3,色々なものを日替わりで与える
毎日同じものしか与えないのはかわいそうだと思って、頻繁にフードの種類を変えてしまう飼い主の方がいらっしゃいます。しかし、野生の頃のイヌ達は毎日同じものを食べていたので、メニューの変化はどちらかといえば苦手です。また、フードを頻繁に変えることによって、ペットの方がぜいたくになってきて、次第に味や香料の強いものしか食べなくなり、あげくの果てには高級な肉にしっかり味付けしたものしか食べなくなった、などという話もたまに耳にします。大事なのは栄養バランスの正しい銘柄を見分け、それを継続して与えることです。

4,添加物を含んだフードを与えている
市販のフードの中には「とにかく売れればいい」という発想で作られたフードも意外に多く、そのようなものには、合成保存料や着色料を多用して、肉っぽい感じを演出している物や、とにかく食いつきをよくするために、香料などを使ってる、といったものも見られます。添加物を多く含んだものばかり与え続けていると、アレルギー症状を引き起こし、皮膚疾患や毛が抜けて皮膚が露出してくるといった症状を起こす場合もありますので注意が必要です。


以上の点の他に、ペットの年齢や健康状態によって、必要なカロリーや栄養素も変わってくることにも注意が必要です。たとえば、発育ざかりの幼犬と、運動量が落ちてきた高齢犬とでは消費エネルギーに大きな差があります。これを与える量だけで調節しようとすると栄養バランスが狂ってきたり、食べ過ぎで下痢の原因になったりします。ペットの状態に合わせて、成長期用、成犬用、老犬用、体調回復用(妊娠期、授乳期etc・・・)、肥満犬用など、正しい選択が必要です。

ペットにとって理想的なフード、特に栄養バランスについてはアメリカ飼料検査官協会(アフコ=AAFCO)が一定の基準と定義を設けています。その定義には「人間以外の動物にとって栄養学的に適切な食餌とは、特殊な製法により総合栄養食として与えられるように合成されたものを指し、水分以外の補助物質を必要としなくても生命を維持し、なおかつエネルギー生産を促進させる能力のあるもの」とあります。簡単に言いますと「水とそのフードさえ与えていれば、健康に生活できるもの」ということです。
ですから、そのようなフードであれば特に肉の缶詰めなどを混ぜたりしなくても、そのフードだけで十分ということになります。

フードを選ぶ際は、CMでよく見かけるからとか、廉価だったから、といった基準で選ぶのではなく、ペットの状態を見きわめた上で、継続して与えられる最適なフードを選ぶようにしましょう!

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2007年1 月 6日 (土) カテゴリー: 食 | 個別ページ | コメント (0)

ドッグライフカウンセラーをご存知ですか?

トリミングやペットステイでワンちゃんをお預りする際や、お買い物にいらしたお客様との会話の中で、様々なご相談をお受けすることがありますが、果たして的確なお答えができてるか疑問に感じた私は、改めて犬のことを勉強しなおし、2006年の夏にドッグライフカウンセラーの資格を取得いたしました。

ドッグライフカウンセラーとは…

NPO法人「社会動物環境整備協会」が認定する資格で、犬にまつわる一般の飼い主さんのお悩みを共に解決し、近隣社会とのトラブルを防ぎ、人と犬とが幸せに暮らせる社会作りのためのサポートをするのがドッグライフカウンセラーです。

子犬を飼い始めたのはいいけれど、成長するに従って様々な問題やトラブル、それに関連した悩みが発生します。しかし、犬を飼い始める前に、その犬種が持つ習性や能力、一緒に暮らす上での注意点をよく知っておけば後々のトラブルは少しでも防ぐことができます。

また人間社会の中で犬を飼っていくには、そのためのルールやマナーを飼い主さんがしっかり理解しておく必要があります。そして、それを犬にも理解させなければいけません。犬は頭の良い動物です。飼い主さんが愛情を持って接すれば、きっと犬はそれを理解し、飼い主さんの気持ちに応えてくれます。

一般の飼い主さん達のマナーや意識が向上し、近隣社会に迷惑をかけることが無くなれば、公共の場などの「ペット出入り禁止」の場所が減るようになるなど、より豊かなドッグライフが送れるようになります。

また、それらの 問題をクリアすることができれば、捨てられたり、不要犬として処分される犬の数も減らすことができると思います。

異種族である人と犬とが良い関係を築き、幸せに暮らせる社会を作るということはそういうことだと思います。
ドッグライフカウンセラーはそのためのお手伝いをする存在です。

私は、今後はお客樣方はもちろん、一人でも多くの方々のドッグライフのお役に立てるような活動をしていきたいと思います。


ドッグライフカウンセラー 97082号
LIVEDOG  筒井宏征

2006年12 月10日 (日) カテゴリー: ドッグライフカウンセラー | 個別ページ | コメント (0)

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