日々のトリミングでたくさんのワンちゃんたちと接していて感じることがあります。それは、高齢犬になっても歯がしっかりしてる子は元気だということ。目もきれいで、皮膚被毛につやがあり、動きも若々しいのです。逆に歯石でガチガチになってたり、歯が抜けてしまってる子はなんとなく元気が無いように感じます。やはり、健康は食から。歯の状態が良いと、食生活が安定するので健康につながり、元気で長生きできるのでしょうね。
問題は、気がつかないうちに歯垢が徐々にたまっていくこと。これが歯周病や歯石につながります。口が異様に臭い子は歯石を疑ってください。歯石もひどいものになると獣医さんで全身麻酔した上での除去が必要になります。早期ケアを心がけましょう。特に、ドライフードを食べている子よりも、半生タイプや缶詰など柔らかいフードを食べている子の方が注意が必要です。もちろん、ドライフードだから安心だと言うわけでもありませんが…
そこで,若いうちから歯のお手入れをおすすめします。ずばり歯磨き。きっと最初はいやがると思いますので、まずは遊び感覚で歯や歯茎を指でさわったりマッサージすることから始めると良いと思います。下に歯磨き慣れの方法を書きましたので、ぜひ参考にしてトライしてみてください。
また、歯磨き効果のあるオモチャやおやつなどを与えるという方法もあります。
本来オモチャやおやつなどは嗜好品として、または犬のストレス解消として与えるものですが現在では、硬いものを噛んで遊ばせることによって、歯磨き効果を得られることを狙った製品も多数あります。もちろん、実際の歯磨きほどの効果は期待できませんが、せっかく与えるのなら、そういったものを選ぶのも手だと思います。
ワンちゃんには健康で長生きしてもらいたいもの。
ぜひぜひ、歯の健康、心がけてください!