1、口の周りを触られることに慣れさせましょう
いきなり歯ブラシを当てて歯を磨こうとしても、ほとんどの犬は嫌がると思います。そこで無理矢理やろうとすると、歯磨き嫌いな子になってしまい、あとがたいへんです。
まずは遊びながら、首の周りを撫でたりしながら、徐々に口の近くを触れるようにしていくと良いと思います。
2、歯を見てみましょう
口を触れるようになったら、今度は歯を見てみます。いきなりガバッと口をこじ開けないでくださいね。上唇をちょろっとめくるだけで良いです。犬歯(一番大きな歯です)などの外側が見えると思います。おとなしく見せてくれたら、肩のあたりなど撫でながら静かにほめてあげてくださいね。
3、歯を触ってみましょう
これができればしめたものです!指で直接犬歯の外側に触れてみましょう。歯の表面を優しく撫でるように。この時もおとなしくしてたらほめてあげましょう。
4、さぁ、歯磨きです!
いきなり歯ブラシなどを使わず(きっと嫌がります…)、まずは指にガーゼなどを巻いて、ササッとこすります。狙いは歯の付け根近くです。歯茎はこすらないでください。これができれば徐々に内側や下の歯、口を開いて奥の歯へと進んでみましょう。また、慣れてくるにつれ、徐々に力も入れるようにしますが、ゴシゴシこする必要はありません。ササッからキュッキュッくらいで良いと思います。これだけでも歯垢除去には効果があるようです。
5、上級歯磨き
ここまできたら、本格的な歯磨きへとステップアップしていきましょう。指にはめるタイプの歯ブラシや専用の歯ブラシで磨きます。犬が好きな匂いがするペースト状の歯磨き粉などを使っても良いです。ただし、人間用の歯磨き粉は厳禁です!また、歯ブラシを使う場合も歯茎はこすらないでください。歯茎のマッサージをしたい場合は指で優しくです。
6、心がけ
途中で嫌がったり暴れたりしたら、無理をせずに止めて、一つ前の段階に戻ってやり直してください。かならず、楽しい雰囲気で、ほめてあげながらやってください。
また、歯周病や歯槽膿漏などが進行してる場合、歯磨きには痛みを伴います。そのときは中止して獣医さんに相談してください。